鳥のフン防止にはドアミラー格納が有効

キレイなクルマを運転するのは気持ちいいものです。

キレイにするために多くの人は洗車をし、ワックスをかけるわけです。

しかし、せっかくキレイにしたにもかかわらず、少し駐車していた間に鳥のフンを落とされると、ガッカリしてしまいます。

思わず洗車の労力と時間を返せって言いたくなります。

私のクルマも以前、自宅に停めている時に何度も鳥にフン攻撃されました。

自宅の屋外駐車場の真上には鳥が止まる場所はありません。

クルマを停めていない間は駐車場にフンは落ちていないのに、車を停めているとフンを落とされるのです。

どうしてこのようなことが起こるのでしょう。

また鳥のフン攻撃を防止するための方法はあるのでしょうか。

目次

鳥のフンはボディを劣化させる

クルマのボディに落とされた鳥のフンは、クルマが汚く見えてしまうだけでなく、ボディの塗装面を劣化させてしまいます。

鳥の種類によっても異なるそうですが、鳥のフンは酸性だったり、アルカリ性だったりするそうですので、塗装面を痛めることは容易に想像できます。

フンを落とされた直後なら、フンそのものが柔らかいため、ウエスで拭き取るなどのこともできます。

しかし問題になるのは、落とされてからしばらく時間が経ち、硬くなってしまった場合です。

擦り取ろうとすると、硬い砂で擦っているのと同じですから、ボディに傷が付いてしまいます。

このような場合には、まずフンそのものを柔らかくしなければなりません。

私がやっている方法は、こびり付いたフンの上にウエスを置き、その上からちょっと熱めのお湯をたっぷりとかけ、そのままの状態で2~3分ほど放置するものです。

こうすると、フンがお湯でふやけて柔らかくなります。

ふやけたフンは、被せていたウエスで摘まむようにすれば、スルッと取れるはずです。

是非試してみてください。

ただしこの方法は、フンをボディに傷つけないように取り除いているだけのものです。

酸性やアルカリ性のフンが乾燥して固まるまでの長時間、ボディに密着していたのですから、ダメージは多かれ少なかれあるはずです。

なるべく早くカーシャンプーで洗車して、アルカリや酸の成分を完全に取り除く必要があります。

その後、ワックスやコーティング剤を塗布しておくべきでしょう。

クルマ全部を洗車するのは時間と手間がかかるからと、後回しにしているとダメージが残ってしまいます。

時間に余裕がない場合には、フンが落ちていた箇所だけでもすぐに施行するようにしましょう。

鳥はどんな時にフンを落とすのか

どうすれば鳥にフンを落とされないかを知るため、そもそもどんな時に鳥はフンを落とすのかを調べてみました。

例えば犬や猫のようにテリトリーがあって、それを示すためのマーキング的なものなのかと思っていましたが、どうも違うようです。。

もしテリトリーを示すためのものであれば、何らかの方法でテリトリーを変えてしまえば良いのではと思ったのですが…。

もちろん鳥にもテリトリーはあるようですが、鳥のフンにはマーキング的要素はなく、いつでも、どこでも、したい時にフンをするそうです。

つまり電線に止まっている時でも、飛んでいる時でもするわけです。

クルマに鳥を近づけない

いつでも、どこでも、したい時にフンをする鳥に攻撃されないようにするにはどうすれば良いのでしょう。

飛びながらでもフンをするわけですから、鳥が止まって休める場所を作らないようにしただけでは不十分でしょう。

クルマに鳥を近づけないようにすることも必要ではないでしょうか。

そのための鳥避けグッズが多数売られています。

CDやホログラムテープなどの光る素材で作られたものは、鳥を恐がらせることで寄せ付けないようにする効果があるようです。

またカラスを模して作られたビニール製の鳥は、カラス以外のハトやスズメなど、比較的小さな鳥に有効なようです。

鳥が止まって休める場所を作らないために、トゲの付いたグッズを止まる場所に設置する方法もあります。

私自身はこれらのグッズを使ったことはありませんが、どれもある程度の効果が期待できるようですので、試してみるのも手でしょう。

鏡に興味を持って近づいてくる鳥もいる

実はクルマには、鳥が寄ってくる要素があるようです。

それが鏡、つまりドアミラーです。

鏡に映る自分の姿を仲間だと思うのでしょうか、鏡に興味を示して寄ってくる鳥もいるのです。

ペットとして飼っている鳥が、鏡に写る自分の姿を見るために、鏡の前から離れないというケースも多々あるそうです。

鏡に近づいてくるということは、それだけフンを落とされる危険性が高まるということです。

もちろん、全ての鳥がこのような行動を取るわけではありませんが、中には興味を持って寄ってくる個体がいることを考えると対策を取るべきでしょう。

屋外駐車時は必ずドアミラーを格納する

鳥が鏡に興味を持って寄ってくることがある。この話を聞いてから、私は自宅に駐車する時でも、必ずドアミラーを格納するようにしました。

私の自宅駐車スペースは比較的広く、ドアミラーを格納しなくても十分駐車できるのですが、それでも必ず格納するようにしました。

すると格納したその日から、それまで頻繁に落とされていたフンの数が一気に減り始めました。

それまではほとんど毎日必ず2~3ヶ所落とされていたのに、格納した途端、減り始めました。

そのうち落とされない日があるようになり、10日ほどで全く落とされなくなりました。

それ以来およそ2年経ちますが、一度も落とされていません。

これはつまり、私のクルマにフンが落ちていたのは、ドアミラーに興味を持っている鳥が寄ってきていたからで、だからこそドアミラー格納は効果があったわけです。

ドアミラーを格納する以外にも、ドアミラーに袋を被せる方法もあり、同様の効果が期待できるのですが、袋を付けたり外したりは面倒です。

格納するのが最も手軽ではないでしょうか。

この経験以来、私はどんな場所に駐車する時でもドアミラーは必ず格納するようにしています。

鳥が止まりやすい場所の下に駐車しない事

ドアミラーを格納すれば鳥が寄って来なくなり、フン攻撃を防ぐことができました。

しかしこの方法が通用するのは、ドアミラーに興味を持つ鳥にフンを落とされている場合だけです。

クルマの真上付近に木があったり、電線などが通っていると、それだけで鳥が止まりやすくなり、フンを落とされる可能性が高くなります。

屋外に駐車する際には真上に何もない場所を選び、なおかつドアミラーを格納するようにしておけば、絶対とは言えないものの、鳥にフンを落とされる確率は少なくなるはずです。

特にアウトドアに出掛けた時など、木の真下や電線の真下には駐車せず、上に何もない駐車スペースを選ぶように心がけましょう。

電線に止まる鳥のフンに困っていたら

自宅の敷地に駐車スペースがある場合は、クルマの真上に電線が通ることはないと思いますが、駐車スペースの出入り口やすぐ横などに電柱があり、電線が通っているケースはあるでしょう。

そのような駐車スペースの場合、電線に止まる鳥のフンに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ドアミラーを格納したり、鳥除けグッズを使っても効果がなければ、電線そのものを何とかするしかありません。

実は電線に止まる鳥のフンに困っていた場合、電力会社に連絡すれば、鳥が止まりにくくなるよう工事してくれます。

もちろん工事費などは一切かかりません。

電力会社のコールセンターに連絡すれば工事業者が見に来てくれます。

ただし、電線に止まっている鳥の大きさによって鳥除けのパーツが異なるため、電線にいつも止まっている鳥はどんな鳥なのかを確認しておく必要があります。

事前に鳥が止まっている写真を撮るなどしておけば、スムーズに話が進むはずです。

下見から工事までには1ヶ月程かかるようですが、効果は抜群ですので、電力会社に依頼しない手はないでしょう。

また電線には電力会社のものだけでなく、NTTのものも混在しています。

電力会社はNTTの電線に施行することができませんし、逆の場合も同様です。

もしNTTの電線に工事が必要な場合にはNTTに連絡すれば、同様の工事を無料で行ってくれます。

しかし専門業者でもなければ、電線を見ただけで電力会社のものかNTTのものかを判断できません。

まずは電力会社に連絡して、下見に来てもらうのが良いでしょう。

フンを落とされる理由から対策を考える

私のクルマにフンを落とされた原因は、ドアミラーに興味を持って寄ってきていたのであり、だからこそドアミラーを格納すれば効果がすぐに表れたわけです。

しかし世の中のフンを落としている鳥すべてがドアミラーに興味を持っているわけではないでしょう。

駐車場所の直近に木や電線など止まる場所があり、そこに長くとどまっているから、結果的にフンを落とされていることもあるわけです。

この場合には、おそらくドアミラーを格納しても効果はないでしょう。

それよりも電力会社に工事をしてもらったり、木の枝を切るなどの方が効果があるかもしれません。

つまり鳥がなぜそこにフンを落とすのか理由を考え、それに応じた対策を立てるのが効果的なのではないでしょうか。

対策に応じた色々な防止策を試し、最も効果がある方法を是非見つけ出してください。

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