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雑記

変わりつつあるブレーキペダルとアクセルペダルの高さ位置

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最近の車はほとんどがオートマ車です。

オートマとひと口に言っても、トルコンステップATやCVT、DCT、AMTと色々な種類があり、スポーツカーでもマニュアルミッション搭載車は少なくなってきています。

それだけオートマが進化し、ちょっとしたスポーツ走行程度なら十分対応できるようになってきたということでしょうか。
マニュアルミッション好きの私としてはちょっと寂しい限りですが、これも時代の流れなのでしょう。

今私は6速AT車に乗っていますが、初めて運転した時、そのペダル位置にちょっと違和感を感じました。
ブレーキペダルとアクセルペダルの位置の段差が大きいのです。
ブレーキペダルが手前にあり、アクセルペダルがかなり奥にあります。

ペダルの位置

私が昔乗っていた走り屋車はマニュアルミッションで、ブレーキペダルとアクセルペダルの高さを自分で調整していました。

つま先でブレーキを踏み込んだ状態の時に、踵でアクセルペダルを踏みやすい高さにあるよう、アクセルペダルのステーを曲げてました。

これは走り屋の必須テクニックである、ヒールアンドトゥをやりやすくするためです。

ブレーキを踏む前は若干ブレーキペダルの方が高いのは普通ですが、今乗っているSUVはそれよりも明らかに高いって感じます。

ペダルの位置などはメーカーや車種によって少しづつ異なります。
ペダル全体が左に寄っていたり、右に寄っていたりする場合もあります。
またアクセルペダルが吊り下げ式(上からステーでぶら下がっている)だったり、オルガン式になっているものまで色々です。

このペダルの段差は最初、このメーカー独自の設定なのかと思っていたのですが、どうやらこのペダルの段差は、最近特に意図的に設けられているようです。

多分車の性格にもよるとは思いますが、ABSの普及も影響しているようです。
ABSは最近の車のほとんどに装備されています。

※ABS
アンチロックブレーキシステムの略

フルブレーキングした際にタイヤのロックを感知すると、自動的にブレーキを緩めてロックさせないようにするシステムのことです。

これによってロック状態よりも制動距離を短くし、ハンドル操作も可能になり、その結果、危険回避ができるようになります。

ABS有り無しによるブレーキの踏み方の違い

ABSが今ほど普及していなかった時代のフルブレーキングは、ドライバーが自分の足でタイヤをロックさせないギリギリでブレーキを掛ける、もしくはロックしたらブレーキを緩めるポンピングをするべしと言われていました。

タイヤがロックしてしまうと制動距離が長くなり、ハンドルが効かなくなるなどの現象に陥り、危険回避できなくなるからです。

要するにブレーキは思い切り踏むだけではなく、少しでも短い距離で止まるためにはブレーキを緩めることも必要だったのです。

ところがABSがあれば、思い切り踏むだけで車が自動的にタイヤロックさせないよう制御してくれます。

そのため万が一の緊急回避の際には、タイヤロックを意識することなく、目一杯ブレーキを踏めば良く、なおかつハンドル操作で回避することもできるわけです。

踏み間違えず強く踏み込むためのブレーキペダル位置

もしアクセルペダルが手前にあり、ブレーキペダルの方が遠い位置にあったとすれば、どうしてもつま先でブレーキを踏むことになってしまいます。

アクセルペダルはつま先で踏んでも問題ありませんが、ブレーキは踏む力加減によってかけ具合を調整するため、つま先では十分な力を掛けることができません。

ペダル位置を手前(高い位置)にしておけば、必然的に強く踏むことができます。
そのためにブレーキペダルを高い位置にし、アクセルペダルを奥の遠い位置に設定してあるのでしょう。

また最近ではAT車のペダル踏み間違えによる事故も増えています。
ブレーキペダルとアクセルペダルの高さを意図的に変えておくことで、踏み間違えによる事故を防ぐ意味もあるのです。

ブレーキに足を乗せる時に引っかかる場合

昔よりもブレーキペダルの位置が高くなったのは踏み間違いを防ぐためとは言え、アクセルペダルから足を離し、ブレーキペダルに足を移そうとした瞬間に足が引っかかることもあります。

ブレーキペダルに足が引っかかる場合

アクセルは踵をフロアに付けて踏んでいきますが、踵をその位置に置いたまま、つま先の向きだけを変えてブレーキペダルを踏もうとするからです。

つまり踵の位置をブレーキペダルよりも奥に置いた状態でブレーキペダルに足を乗せようとするからです。
これは今まで乗っていた車のペダル位置に慣れてしまったために起こると思われます。

ペダルに乗せた足の移動

ペダルに乗せた足を移動させる際には、踵を一度離すことを意識すればこのようなことは起こりません。
すぐに慣れるはずですので、気にするほどのことではありません。