不要な事故防止のためにも指示器は早めに出すことが大事

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指示器を出すのが遅いのは道交法違反?

最近、車を運転していて気になることの一つに、指示器を出すタイミングが遅い人が増えたってことがあります。

例えば…

  • 交差点の右折レーンに入って、信号待ちをしている間は指示器を出さず、信号が変わって動き出す瞬間に指示器を出す。
  • 右折レーンのない二車線道路で信号待ちをしていると、信号が変わった途端に指示器を出し、後ろの車が進路変更するスペースがなくアタフタしている。
  • 走っていると突然減速し、道路脇の施設に入るため、左折の瞬間だけ指示器を出す。

こんな場面を多く見かけます。
交通法規が変わったんでしょうか?

私の知っている交通法規では確か…
右左折の場合は30m手前から指示器を出し、進路変更の場合は変更する3秒前に出すって決まっていたと思います。

調べると、これは道路交通法施行令第21条で規定されているようです。
要するに上記の例は全て違反ってことになりますよね。

別に違反だからするなって言いたいわけじゃありません。
本当に危険なんです。

指示器を出すタイミングが重要な理由

多くの車が走る道路で一番大切なことは、周りの車に自分が何をしたいかを明確に知らせることだと思っています。

車の意思表示

例えば、あなたが進路変更で斜め後方に車がいることが分からなかったとしましょう。

ですが進路変更の際に指示器を出していれば、斜め後方の車も入ってくるかもしれないと分かり、速度を落とすか、危険ならクラクションを鳴らすかもしれません。

それで事故は回避できるはずです。

また道路脇の施設に入るため、突然減速するって行為は追突される危険性が非常に高いでしょう。
これも指示器を早めに出していたら回避できるはずです。

指示器は周囲の車に自分が何をしたいのか、はっきりさせるための大きな手段ですが、それさえもしっかりできないドライバーがいるってことに唖然としてしまいます。

指示器を早めに出す行為は、事故を回避できるだけではありません。
スムーズな車の流れを作るためにも大事なことなのです。

信号待ちの時に指示器を出さないで、信号が変わった時に初めて指示器を出されると、後続車はどうすればいいんでしょう。

信号待ちなどでは前の車との距離を詰めているはずです。
その状態で横に進路変更するって面倒ですよね。

その車のせいで、もしかすると信号が青のうちに交差点を渡ることが出来ないかもしれません。
もう一回信号を待たねばならないかもしれません。

曲がる方はきっと何も考えていないでしょうが、自分が同じことをされたらどうでしょう。

こういう行為、私には理解できないので、想像ですが…

これはアイドリングストップ機能が関係しているのかもと思います。

アイドリングストップ機能は、ブレーキを踏んで車が止まった状態が一定時間を過ぎると、エンジンをストップさせるって機能です。

完全にエンジンが止まっているのに指示器だけがカチカチ動いているってことは、バッテリーを使っているってことでもありますから、バッテリーの消耗を押さえたいって意識があるのでしょうか?

指示器は的確なタイミングで

指示器を出すタイミングが遅すぎることが原因の事故も多いんじゃないかと思いますが、警察はこういう事例に対して取り締まりはしていないのでしょうか。

色々調べましたが、こういう事例は取り締まりが難しいようですね。

多分、証拠がないってことなのかもしれませんが、カメラで録画するなどの方法なら、幾らでも取り締まることができると思いますが…。

いずれにしても、
右左折の場合は30m手前で、進路変更の場合は変更する3秒前で、確実に指示器を出すようにしましょう。

周囲の車に、あなたが何をしたいのかを分からせることが、不要な事故を防ぐための手段になるのですから。

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