新しい形の車買取サービスとして人気の「MOTA車買取」と「ユーポス車買取」について、気になる5つの項目で比較してみました。
５つの項目として「1.査定方式」「2.買取相場」「3.買取の流れ」「4.利用料」「5.買取代金の支払い」を取り上げ、これらについて徹底的に比較するとともに、それぞれのメリットやデメリットについても解説していきます。
愛車の売却にどの事業者を利用しようか悩んでいる方、この2社のどちらかの利用を検討されている方は参考になさってください。
「MOTA車買取」と「ユーポス車買取」を5つの項目で比較してみました！
| 1.査定方式 | 査定方式と参加企業数や最大査定数、電話連絡数について比較しています。 |
| 2.買取実績 | 最新の買取価格例をピックアップして比較しています。 |
| 3.買取の流れ | 実際に利用した時の、買取の流れについて比較しています。 |
| 4.利用料 | 利用時の査定料や手数料、キャンセル料について比較しています。 |
| 5.買取代金の支払い | 売却時の代金の支払い方法と期日について比較しています。 |
上記５つの項目で「MOTA車買取」と「ユーポス車買取」を比較します。
知りたい項目からチェックできるよう、クリックすればその項目にスクロールされるようになっています。
1. 「MOTA車買取」と「ユーポス車買取」を査定方式で比較！
「MOTA車買取」の査定方式の特徴
MOTA車買取は買い取り業者による一括査定ではありますが、事前に査定額を提示した参加業者の中から、高額査定の上位3社のみが交渉権を得て、電話連絡も最大3社からしかこないのが特徴です。
買取を申込後、その翌日18時に最大20社の買取店の事前査定額が開示され、WEB上ですべて見られるようになっています。
事前査定額が高額だった上位の最大3社のみが交渉できますので、一括査定で多くの業者からの電話攻勢に悩まされることなく、高く買い取ってくれそうな業者だけと交渉できます。
さらに実車査定でも最大3社で競ってもらえますので、手間暇かけずに合理的な高額売却が期待できるわけです。
「ユーポス車買取」の査定方式の特徴
「ユーポス車買取」は自社で車を買取った後、すぐにカーオークションシステムである「ベイオーク」に出品して売却する仕組みになっています。
そのため査定についても、まず「ユーポス車買取」から概算の査定額や実車査定日時について連絡があり、その後実車査定で買取価格が提示され、その金額に納得できれば成約という流れになります。
つまり電話連絡は「ユーポス車買取」からあるだけで、買取業者からの電話は一切ありません。
また「車買取ユーポス」が在庫を抱えるわけではないので、車と必要書類がすべて整っていれば、原則として受け渡しの翌日に買取金額が振り込まれることも特徴です。
2.「MOTA車買取」と「ユーポス車買取」を買取実績で比較！
「MOTA車買取」と「ユーポス車買取」について、色々な実績に基づいて比較してみましょう。
「MOTA車買取」と「ユーポス車買取」の買取実例
２社の買取実例ですが、「MOTA車買取」では直近までの買取実績が車の詳細や買取価格まで公開されていますが、「ユーポス車買取」では買取価格は明記されておらず、年式や走行距離と買取月だけが公開されています。
つまり、買取価格での比較はできないので、2社で共通して公開されている利用者の感想で比較してみました。
車種は同じものをピックアップしています。
「MOTA車買取」の買取例および利用者の感想
「トヨタ ハリアー」2017年式 走行距離55000km 買取価格240万円
今回の売却はとても納得のいく売却となりました。
メールでの連絡を希望していた所、電話はなくお約束通りに対応いただけた事も好印象でした。
査定にお越しいただくと、とても丁寧な営業の方で最初から納得のいく金額を、その上で最終的に上積みいただき、最終提示額となりました。
引用：MOTA車買取
「ホンダ N-BOX」2018年式 走行距離20000km 買取価格105万円
査定価格、連絡対応、オススメ度満点です。
大手会社4社含め、7社に査定して頂きました。
どの点でもダントツでNo.1でした。
暫定で決めていた大手の会社より、10万高く、1番最安会社との差は35万でした、条件縛りも無し。
引用：MOTA車買取
「スバル フォレスター」2018年式 走行距離20000km 買取価格272万円
LINEでやり取りをする形で最初は少し戸惑いましたが連絡内容がとてもシンプルで分かりやすく、すぐに現車確認の日程が決まり、当日も時間通り来ていただき、更に丁寧な現車確認でとても良かったです。
合計で10社程査定して頂きましたが1番高く買取金額提示して頂きました。
引用：MOTA車買取
「スズキ アルトラパン」2012年式 走行距離70000km 買取価格40万円
最初は、他サイトで見積を依頼したのですが、電話が頻繁にかかってきて正直困っていました。
MOTAさんではそのようなこともなく、安心して相談することができました。
店員の方がとても親身になって聞いてくださったので、気になることや要望なども気軽に話すことができました。
引用：MOTA車買取
「ユーポス車買取」の買取例および利用者の感想
「トヨタ ハリアー」2017年式 走行距離52852km
ユーポスを選んだ理由：良い価格だったから
感想：ありがとうございました
引用：ユーポス
「ホンダ N-BOX」2017年式 走行距離41488km
ユーポスを選んだ理由：買取価格
感想：ありがとうございました
引用：
「スバル フォレスター」2018年式 走行距離76654km
ユーポスを選んだ理由：店長の人柄
感想：ありがとうございました
引用：
「スズキ アルトラパン」2006年式 走行距離107964 km
ユーポスを選んだ理由：買取価格が高かったので
感想：説明など丁寧でした
引用：
2社の実例から推察できること
上記の実例では、買取価格の比較はできませんが、どちらの感想も買取価格の高さが評価されているようです。
もちろん利用者は買取価格が高額だと感じたからこそ、売却先として「MOTA車買取」もしくは「ユーポス車買取」に決めたのでしょうから、この感想は当然かもしれません。
対応に対する感想については、「MOTA車買取」では丁寧で親身になってくれたなどの感想がありましたが、これはあくまでも最も高額な査定額を提示した買取業者が丁寧だったということです。
一方、「車買取ユーポス」では店長の人柄をユーポスに決めた理由に挙げていました。
これは査定額が最も高額ではなかったのに、「ユーポス車買取」に売却したということになります。
それほど人柄が良かったということでしょう。
「MOTA車買取」は高額査定でも全ての業者が丁寧だとは限らない
上記のことからいえるのは、「MOTA車買取」は買取業者と個別の交渉になることから、最高額を提示した買取業者の対応が丁寧だったということであり、個別交渉をする全ての買取業者が丁寧な対応をしてくれるとは限らないということも考えられます。
「ユーポス車買取」の対応は丁寧でも高額査定とは限らない
「ユーポス車買取」の対応は全てユーポスのスタッフがおこなうため、買取業者と接触することはありません。
つまり「ユーポス車買取」のスタッフは非常に丁寧な対応をしてくれ、人柄も良いということになります。
しかし人柄を選択理由に挙げるということは、査定額は「MOTA車買取」よりも低い可能性があるといえるのではないでしょうか。
3.「MOTA車買取」と「ユーポス車買取」を買取の流れで比較！
「MOTA車買取」と「ユーポス車買取」の申込から売却までの流れについて比較してみましょう。
「MOTA車買取」の申込から売却までの流れ
WEBフォームから売却する車の情報を入力して査定を申し込みます。
1の申込の翌日18時に最大20社の買取店の査定額が開示され、WEB上ですべて見られます。
高額査定の上位最大3社から連絡があります。
実車査定で、査定額に納得でき売却を決めれば契約が成立します。
必要資料を揃えて提出し、車両を引き渡します。
車両引き渡しと必要資料提出後、平均して3～7日程度で売却代金が口座に振り込まれます。
「ユーポス車買取」の申込から売却までの流れ
WEBフォームから売却する車の情報を入力して査定を申し込みます。
ユーポスから入力された情報に基づいた概算査定額が電話やメールで提示されます。
同時に現車確認日時の相談をします。
ユーポス店舗もしくはスタッフの訪問による実車査定をし、査定額に納得でき、売却を決めれば成約が成立します。
必要書類を揃えて提出し、車両を引き渡します。
車両引き渡しと必要書類提出後、原則として翌日に売却代金が口座に振り込まれます。
2社の流れの違い
「MOTA車買取」と「ユーポス車買取」で大きく違う点は、実車査定と交渉、それに売却代金の受け取りに関してでしょう。
「MOTA車買取」では高額査定の上位３社から連絡があるので、これらの買取業者の実車査定を受けて価格交渉までおこなう必要があります。
また売却後の代金受け取りも、買取業者から直接入金される仕組みになっているため、平均で3～7日程度の日数を要します。
一方、「ユーポス車買取」の場合、連絡への対応や実車査定、価格交渉は「ユーポス車買取」の担当者とだけであり、手間がかかりません
売却後の代金受け取りも必要書類と車を引き渡せば、原則として翌日に入金されます。
つまり非常に短期間に売却でき、入金までされるということです。
4.「MOTA車買取」と「ユーポス車買取」を利用料で比較！
2社を利用するにあたり、費用が発生するのかどうかについて比較しました。
査定料
2社ともに査定料は無料です。
成約時手数料
２社ともに成約時の手数料は不要です。
キャンセル料
「MOTA車買取」は実車査定後であっても、売却契約を結んでいなければ、売却を無料でキャンセルすることができます。
契約締結後のキャンセルは、通常違約金が発生するなど買取店の規定により異なってきます。
「ユーポス車買取」の場合は、譲渡関係書類と車両引き渡し完了の翌日までであれば無料でキャンセルできることが明記されています。
ただし車両引き渡し後に陸送するには費用もかかるため、もし途中キャンセルするのであれば、道義的にも譲渡関係書類や車両引き渡し前までに申し出るようにしましょう。
5. 「MOTA車買取」と「ユーポス車買取」を買取代金の支払いで比較！
買取代金の支払い方法は、両社とも口座への振込となっており、「MOTA車買取」は車両引き渡し後1週間程度となっています。
ただし買取店により多少支払期日が前後する可能性はあります。
「ユーポス車買取」の場合は、車両引渡と必要書類の受け渡しが完了すれば、原則として翌日に入金されます。
「MOTA車買取」はこんな方におすすめします
ご紹介してきた2社の比較から、「MOTA車買取」をおすすめするのは以下のような方だといえます。
- 少ない業者数なら対応や実車査定、交渉も苦にならない人
- 複数の買取業者と直接交渉した方が高額買取につながると考える人
- 丁寧な対応はして欲しいが買取額の高さがより重要だという人
- 査定から売却、入金まで多少時間がかかっても構わない人
「ユーポス車買取」はこんな方におすすめします
ご紹介してきた2社の比較から、「ユーポス車買取」をおすすめするのは以下のような方だといえます。
- 複数の業者への対応や実車査定、交渉するのは嫌だという人
- 売却に関する窓口は1社だけにしたい人
- 高額査定はして欲しいが丁寧な対応や人柄の方がより重要だという人
- 少しでも早く車を売却し、入金もして欲しい人
まとめ
「MOTA車買取」と「ユーポス車買取」について、5項目での比較をご紹介しました。
「MOTA車買取」は一括査定ではあるものの、連絡を取り合うのは査定額の上位３社までという一括査定のメリットを最大限に生かしながら、買取業者からの電話ラッシュを避けられる方式です。
一方の「ユーポス車買取」は、自社で査定から買取までを一括しておこない、すぐにオークションシステム「ベイオーク」に出品するため、在庫を抱え込むことがなく、高額で買取ることができることを売りにしています。
この2社の買取実例では買取額を比較することができず、利用者の感想を比較しているため、どちらが高額査定を出しているのかは明確になっていません。
しかし「MOTA車買取」の利用者は、どちらかといえば高額査定に満足感を感じている人が多く、「ユーポス車買取」の利用者は、どちらかといえば人柄や丁寧な対応に満足感を感じている人が多く、買取額よりも重視されているようでした。
これらの特徴を理解したうえで、愛車売却にはどちらを利用するべきなのか、検討材料としてぜひお役立てください。
また、MOTA車買取とユーポス車買取を比較検討される方も多いですが、トヨタ車の高額買取で定評のある輸出車専門「ENG」車買取を比較検討される方も多くなってきています。
詳しくは「MOTA車買取」と輸出車専門「ENG」車買取を5つの項目で比較！にまとめましたので、気になる方はチェックしてみてください。
