新しい形の車買取サービスとして人気の自動車フリマ「カババ」と「グーネット車買取」について、5つの項目で比較してみました。
5つの項目として「1.査定方式」「2.売却・買取実績」「3.売却・買取の流れ」「4.利用料」「5.売却・買取代金の支払い」を徹底的に比較し、それぞれのメリットやデメリットが分かるように解説していきます。
愛車の売却にどの事業者を利用しようか悩んでいる方、この2社のどちらかの利用を検討されている方は参考になさってください。
自動車フリマ「カババ」と「グーネット車買取」を5つの項目で比較してみました!
1.査定方式 | 査定方式と参加企業数や最大査定数、電話連絡数について比較しています。 |
2.売却・買取実績 | 最新の売買・買取価格例をピックアップして比較しています。 |
3.売却・買取の流れ | 実際に利用した時の、売却・買取の流れについて比較しています。 |
4.利用料 | 利用時の査定料や手数料、キャンセル料について比較しています。 |
5.売却・買取代金の支払い | 売却時の買取代金の支払い方法と期日について比較しています。 |
上記5つの項目で自動車フリマ「カババ」と「グーネット車買取」を比較します。
知りたい項目からチェックできるよう、クリックすればその項目にスクロールされるようになっています。
1.自動車フリマ「カババ」と「グーネット車買取」を査定方式で比較!
比較項目 | カババ | グーネット車買取 |
---|---|---|
査定方式 | フリーマーケットへ出品 ※プロ鑑定士による査定とアドバイスあり | 買取加盟店を自分で選択して査定依頼 |
参加企業数 | 個人間売買のため無し | 全国577店舗 |
査定最大申込社数 | (出品価格を自分で決定) | 選択した買取加盟店 |
電話連絡数 | 1社(カババからのみ) | 選択した買取加盟店 |
自動車フリマ「カババ」の査定方式の特徴
自動車フリマ「カババ」は、個人間の中古車売買フリーマーケットへ直接出品して車を売却できる、新しい形の車買取サービスです。
中間業者や買い取り業者は介在せず、出品価格を自分で設定することになりますが、事前に査定士である「カババ」スタッフもしくは委託された事業者による実車査定があり、相場価格を考慮しながら出品価格を提案してくれます。
また、車の撮影からフリマへの出品代行まで、全てをカババが代行してくれます。
車を買いたい人へ直接売却するので、中間業者や買い取り業者への手数料やマージンが一切発生せず、最高額での売却が期待できる仕組みといえるでしょう。
ただし、個人間取引のため、車種や車の状態によっては売却までに時間がかかったり、時間をかけても売れない可能性もあることは踏まえておかなければなりません。
「グーネット車買取」の査定方式の特徴
「グーネット車買取」は、全国で577店舗あるグーネット買取加盟店の中から、自分で査定してもらう買取店を選ぶ方式になっています。
選び方としては、自宅から近い買取店を選べるだけでなく、自分の乗っている車を買取強化している買取店を選ぶことや、利用者の買取レビューを参考にすることもできます。
また有名な大手買取店を選ぶこともできます。
そして選んだ買取店にオンライン査定を依頼し、その後、実車査定を受けることになります。
もちろん、自分で選択した買取店からしか連絡はないので、電話攻勢に悩まされることはありません。
2.自動車フリマ「カババ」と「グーネット車買取」を売却・買取実績で比較!
自動車フリマ「カババ」と「グーネット車買取」について、色々な売却・買取実績に基づいて比較してみましょう。
自動車フリマ「カババ」と「グーネット車買取」の売却・買取実例
自動車フリマ「カババ」と「グーネット車買取」の買取実績を比較するためには、同車種の同グレードで、色や年式、走行距離が同等のもので比較しなければなりません。
自動車フリマ「カババ」では成約した車の詳細情報が表示されていますが、「グーネット車買取」では実際の買取実績は掲載されておらず、車種のグレード毎に年式や走行距離別の相場価格が掲載されているだけです。
そのため2社の売却・買取実績の価格を正確に比較することはできませんが、数車種の同一年式で走行距離の近い実例を比較すれば、ある程度の傾向は読み取れるはずです。
そこで中古車市場で人気の以下車種を例に、2社の実績を比較してみました。
- アルファード ハイブリッドSR 2021年式 走行距離1.9万㎞
- ハリアー Z 2021年式 走行距離1万㎞
- N-BOXカスタム Lターボ 2022年式 走行距離1万㎞以下
自動車フリマ「カババ」の売却例
「グーネット車買取」の相場価格
「グーネット買取」では車のグレード毎に年式別の相場価格は記載されていますが、年式別と走行距離が別々に表記されていますので、年式別(2022年、2021年、2020年)の相場価格をピックアップしました。
2社の売却・買取実例から分かること
自動車フリマ「カババ」と「グーネット車買取」の実績比較では、「グーネット車買取」があくまでも相場価格であり、なおかつ走行距離が反映されていないため、正確な比較とはいえないものの自動車フリマ「カババ」の方が高額で売却できていることが分かります。
この背景には、自動車フリマ「カババ」は個人を対象にした自動車フリマに出品して購入される仕組みであることに対し、「グーネット車買取」は自分で買取店を選ぶ方式であることが影響している可能性があります。
つまり自動車フリマ「カババ」は個人への売却であり、「グーネット車買取」は買取業者への売却という違いがあるわけです。
買取業者が自動車の売買に介入するということは、買取店の利益が買取額にも反映されてしまうため、どうしても買取額が安くなってしまう可能性は否めません。
自動車フリマ「カババ」は高額だがリスクもある
自動車フリマ「カババ」は実例からも分かるように、高額で売却できる可能性が非常に高いといえます。
ただし個人を対象とした自動車フリマへの出品となるため、成約申し込みがいつ入るかは分からず、最悪の場合には成約申し込みが入らない可能性もあります。
このようなリスクもあるということは理解しておかなければなりません。
もし出品して、しばらく経っても成約申し込みが入らない場合には、値下げをすることや出品をキャンセルすることもできます。
「グーネット車買取」は高額買取には不利でも別の利点あり
「グーネット車買取」の実例はあくまでも相場価格ですが、買取業者への売却であることから、自動車フリマ「カババ」と比較するとどうしても価格が安くなってしまう可能性があります。
ただし「グーネット車買取」では、査定を依頼する業者を自分自身で選ぶ方式をとっています。
選び方としては、自宅から近い買取業者を選ぶ方法や自身と同じ車を買取強化している買取業者を選ぶ方法、買取店のレビューを参考にして選ぶ方法、大手買取業者を選ぶなどの方法があります。
つまり自分自身で納得して選んだ買取業者に査定してもらい、買取ってもらうことになるため、満足度は高くなる可能性があるといえるわけです。
3.自動車フリマ「カババ」と「グーネット車買取」を売却・買取の流れで比較!
自動車フリマ「カババ」と「グーネット車買取」における、申込から売却までの流れの違いを比較してみましょう。
自動車フリマ「カババ」の申込から売却までの流れ
査定士である「カババ」スタッフもしくは委託事業者が訪問し、車の査定から撮影、フリマへの出品代行までをおこなってくれます。
フリマに車を出品した後、購入希望者からの連絡を待ちます。
質問や問い合わせなどには全て「カババ」が代行してくれます。
購入申し込みがあれば、成約に関しての最終確認をおこないます。
確認が済めば取引の成立となります。
名義変更に必要な書類一式が送られてきますので、記入及び必要書類を同封して返送します。
購入者からカババへの入金を確認後、車を引き渡します。
購入者に車を引き渡した3日後に売却代金が振り込まれます。
「グーネット車買取」の申込から売却までの流れ
入力した車の買取相場額に加え、様々な条件の買取店が提示されます。
提示される買取店の条件は以下のようなものです
- 自宅から近い買取店
- 愛車と同じ車を買取強化している店舗
- 大手買取業者
- 上記業者の利用者レビュー
自分で買取店を選択し、オンライン査定を依頼します。
査定を依頼した買取店からメールや電話などで連絡があります。
実車査定で、査定額に納得でき売却を決めれば契約が成立します。
必要資料を揃えて提出し、車両を引き渡します。
車両引き渡しと必要資料提出後、売却代金が口座に振り込まれます。
2社の売却・買取の流れの違い
自動車フリマ「カババ」と「グーネット車買取」の流れで最も違う点は、自動車フリマ「カババ」はフリマに出品することを前提としていますが、「グーネット車買取」では買取業者に売却することを前提とした流れであるということでしょう。
そのため実車査定は自動車フリマ「カババ」では1回のみとなりますが、「グーネット車買取」では選んだ買取店の軒数分、実車査定を受けなければなりません。
4.自動車フリマ「カババ」と「グーネット車買取」を利用料で比較!
2社を利用するにあたり、費用が発生するのかどうかについて比較しました。
査定料
2社ともに査定料は無料です。
なお自動車フリマ「カババ」は、査定時に車の撮影をしてくれ、フリマへの出品も代行してくれます。
成約時手数料
車の売買が成立した時の成約手数料は、自動車フリマ「カババ」はシステム利用料として、出品価格が200万円未満の場合は55,000円(税込)、200万円以上の場合は110,000円(税込)の手数料がかかります。
「グーネット車買取」は無料です。
キャンセル料
自動車フリマ「カババ」は、査定した後やフリマ出品した後のキャンセルは無料でできますが、成約完了後のキャンセルはできません。
「グーネット車買取」も実車査定後に売却をキャンセルすることは無料ですが、契約後のキャンセルは各買取店の規定により違いますが、キャンセルできないケースやキャンセル料が発生するケースもあります。
5.自動車フリマ「カババ」と「グーネット車買取」を売却・買取代金の支払いで比較!
買取代金の支払い方法は、2社とも口座への振込で、支払い期日は自動車フリマ「カババ」が引き渡しの3日後となっています。
「グーネット車買取」には支払い期日についての表記がありませんが、「グーネット車買取」に加盟している買取業者に売却することになるので、買取店によって支払い期日は異なってきます。
自動車フリマ「カババ」はこんな方におすすめします
ご紹介してきた2社の比較から、自動車フリマ「カババ」をおすすめするのは以下のような方だといえます。
- 業者に売却するより個人対象フリマの方が高値で売却できると考える人
- 売却までに時間がかかっても良いという人
- 高値売却の可能性はあるが、売れないケースもあることを理解している人
- 何度も実車査定を受けるのは面倒だという人
「グーネット車買取」はこんな方におすすめします
ご紹介してきた2社の比較から、「グーネット車買取」をおすすめするのは以下のような方だといえます。
- 買取業者は買取額の高さも重要だが他の要素も重視したい人
- 買取業者は自分で納得して選びたい人
- 多くの買取業者への対応や交渉は面倒だという人
- 買取業者毎に実車査定を受けるのは仕方ないと思える人
まとめ
自動車フリマ「カババ」と「グーネット車買取」を5項目で比較してみました。
自動車フリマ「カババ」はフリマへの出品、「グーネット車買取」は自分自身で買取店を選ぶという違いはありますが、どちらも一括査定のような多くの買取業者からの電話ラッシュを避けつつ、納得して売却することができる方法だといえるでしょう。
それぞれの特徴を理解したうえで、自分の愛車の売却にはどちらを利用した方がいいのか、検討材料としてぜひお役立てください。
また、「カババ」と「グーネット車買取」を比較される方も多いですが、カー用品大手の「オートバックスカーズ」車買取を利用候補として検討される方もいらっしゃいます。
詳しくは自動車フリマ「カババ」と「オートバックスカーズ」車買取を5つの項目で比較にまとめましたので、気になる方はチェックしてみてください。