運転中のトンネル通過時に濃い色のサングラスが危険な理由

一般的なサングラスは、かけている人の目が見えないほどの濃い色のレンズを装着してあるのがほとんどです。

そんなレンズの可視光線透過率はおそらく15%以下に設定されているでしょう。

サングラスをかけてクルマを運転している人の多くは、このようなサングラスをかけていらっしゃるようです。

しかし運転時に使用するサングラスの場合、可視光線透過率が20~30%のものが適しています。

このことは、以前の記事「ドライビング用サングラスの正しい選び方」内で説明させていただきました。

その記事内では、トンネルに入った時、色の濃いサングラスをかけていると周囲が見えなくなるため危険だと、簡単にしか説明していませんでした。

そこで今回はトンネルで暗くなる怖さについて、もう少し詳しくご説明しようと思います。

目次

トンネル照明の種類と濃い色のサングラスの危険度

日本には山が多く、高速道路はもちろん一般道にも多くのトンネルがあります。

トンネルと一口にいっても色々なものがあるため、濃い色のサングラスをかけていた場合の危険度も異なってきます。

1.内部照明がないトンネル

内部に全く照明設備が備えられていないトンネルも存在しています。

この種類のトンネルは高速道路には少なく、一般道の比較的距離の短いものが多いようです。

このようなトンネルを通過する際に濃い色のサングラスをかけていると、周囲のクルマの様子がまったく見えず、非常に危険です。

2.照明の色がオレンジ色のトンネル

内部照明がオレンジ色のトンネルで、昔のトンネル内照明はこれ一択でした。

これは排ガス規制が緩かった時代、トンネル内部が排ガスでかすんでしまうことから、その状態でも視認性が高まるようオレンジ色のナトリウムランプが使われていました。

ナトリウムランプ照明のトンネル

このタイプの照明は最近少なくなってきていますが、それでもまだ各地に残っています。

決して明るい照明とはいえず、濃い色のサングラスをかけて中に入ってしまうと非常に見えづらく、注意が必要です。

3.照明が白い色のトンネル

最近のトンネルは、内部照明が白い色のものが主流です。

ただし、白い色の照明といっても色々な種類のものがあります。

蛍光灯を光源にしたものから、流行のLEDを光源にしているものなどがあり、照明の色味も白っぽいとはいえ、それぞれ微妙に異なります。

LEDランプ照明のトンネル

これらの照明が設置されているトンネルを濃い色のサングラスをかけて走行した場合、オレンジ色の照明ほど見えにくさはないものの、見えづらさを感じます。

トンネル内照明の進化について

上で説明したトンネル内照明は、オレンジ色のナトリウムランプ、白色の照明の蛍光灯、LEDの順に時代が新しいものになっています。

これは排ガス規制の厳しさによって、トンネル内が煙ってしまうことがなくなったことに加え、照明設備の耐用年数を上げるために進化し続けているということです。

さらにトンネルという構造が人間の目に生じさせてしまう現象に、少しでも対処できるよう進化を続けています。

トンネル構造が目に生じさせてしまう現象

人間の目は、明るいところから急に暗いところに移動すると、周囲が良く見えません。

また暗いところから急に明るいところに移動すると、非常に眩しく感じてしまいます。

これは、人間の目が明るいところとものをみる時と、暗いところをみる時の切り替えに時間がかかってしまうために起こる現象です。

トンネルはどうしても内部に太陽光が差し込みませんから、内部は本来真っ暗です。

トンネル内に照明設備があったとしても、明らかに暗いわけです。

そのトンネル入口を外からみると、以下の画像のようにみえます。

ブラックホール現象が起きているトンネル入り口

トンネル内部が真っ暗にみえるのが分かるでしょうか。

この現象をブラックホール現象といいます。

一方、トンネルの中を運転し続け、目が暗さに慣れた頃にトンネル出口に差し掛かると、ドライバーからは出口付近が以下のように見えます。

ホワイトホール現象が起きているトンネル出口

トンネル出口が眩しく、真っ白になっているだけでなく、出口手前は真っ暗に感じてしまいます。

この現象はホワイトホール現象と呼ばれています。

目から生じる現象をやわらげるための工夫

ブラックホール現象やホワイトホール現象は、人間には必ず起きてしまう現象です。

もしトンネルに入ってすぐのところに渋滞最後尾のクルマがいたらどうなるでしょう。

また、トンネルの出口付近に渋滞最後尾のクルマがいた場合はどうでしょう。

この危険を回避するため、最近のトンネルでは入り口付近と出口付近に照明設備を密に設置し、少しでも明るくなるように配慮されています。

ただし照明設備を密にしたとしても、ブラックホール現象やホワイトホール現象を完全に防ぐことはできません。

見えにくさをカバーしきれないのです。

さらに、昔ながらのオレンジ色のナトリウムランプが未だに使用されているケースがあることから分かるように、入口や出口付近の照明が密になっているのは最新の設備が整ったトンネルの場合のみです。

全てのトンネルにおいてこのような考慮がなされているわけではないのです。

運転時は透過率20~30%の偏光サングラスがベスト

道路のトンネルは、昔に比べて確実に安全性が高まっているものが増えてきています。

しかしこれらの設備が全てのトンネルに備わっているわけではありません。

照明設備がないトンネルもまだまだ多くあり、照明があっても暗く、入口や出口付近が特に明るくなっているわけでもないものも多く存在しています。

可視光線透過率が10%台の、色の濃いサングラスをかけてクルマを運転し、そんなトンネルに差し掛かったら、確実に周囲の様子はみえづらくなります。

そんな時、進路変更してくるクルマがいたら…。

前方で渋滞していたら…。

そう考えると、どれほど色の濃いサングラスが危険か分かると思います。

万が一の危険を回避するためにも、可視光線透過率20~30%の偏光サングラスをかけておくべきではないでしょうか。

なお、運転時のサングラス選びの詳細については、過去の記事「ドライビング用サングラスの正しい選び方」を参考になさってください。

運転時にベストなおすすめ偏光サングラス

クルマを運転する際にベストだといえる、おすすめの偏光サングラスをいくつかご紹介しておきますので、参考になさってください。

スワンズ er1 偏光ウルトラローズスモーク

スワンズ er2 偏光ウルトラローズスモーク

スワンズ er3 偏光ウルトラローズスモーク

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