「SOMPOで乗ーる」のデメリットといわれる点は本当にデメリットか

ロゴ引用:SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)

カーリースのサブスクは今や多くの企業からリリースされており、利用する人々も年々増えてきています。

それぞれのカーリースには企業としての歴史や契約プラン内容、メンテナンス、店舗の有る無しなどの違いがあり、それらすべてが特徴となっています。

この特徴はメリットになるだけではなく、もちろんデメリットになるケースもあります。

「SOMPOで乗ーる」にも色々な特徴があり、メリットになっていますが、時にはそれがデメリットにもなりえるケースもあります。

そこで「SOMPOで乗ーる」のデメリットにもなり得る特徴をご説明するとともに、それは本当にデメリットなのかどうかについてもご説明しましょう。

目次

「SOMPOで乗ーる」のデメリット要素とカバー内容

では「SOMPOで乗ーる」のデメリットにもなりえる特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。

またそれをカバーできる特徴は備わっているのでしょうか。

「SOMPOで乗ーる」は企業としての歴史が浅いのが不安

「SOMPOで乗ーる」は損保ホールディングスとDeNAとの共同出資により、2019年3月25日に設立された「DeNA SOMPO Carlife」が運営しています。

そして「SOMPOで乗ーる」のサービスが開始されたのは同年6月からであり、現時点でサービス開始からわずか3年と少ししか経っていません。

企業としての歴史が非常に浅く、カーリースの大手といわれる「カルモくん」や「ニコノリ」などと比べると、知名度の点では一歩譲ります。

「SOMPOで乗ーる」の歴史の浅さと知名度が大手よりも劣ることは、利用者にとって信頼できるサービスなのかどうか、不安を感じるかもしれません。

また歴史の浅さはwebでの評判や口コミにも影響してきます。

大手カーリース企業に比べて「SOMPOで乗ーる」に対する評判や口コミが少ないのです。

「SOMPOで乗ーる」を利用しようと考え、webで評判や口コミを調べてみても分からないのは、利用者の不安をより大きくしてしまう可能性があります。

実際は大手企業同士のタッグである

「SOMPOで乗ーる」は損保ホールディングスとDeNAがタッグを組んで運営しています。

画像引用:SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)

損保ホールディングスは損害保険について知識のある人なら誰もが知っている企業です。

DeNAについても、ベイスターズの親会社として知られているでしょう。

大手企業が関わっていることが分かれば、誰もが不安を感じることはないはずです。

またクルマを運転するにあたって現代では不可欠な自動車保険も、損保ホールディングスが関わっていることが分かれば安心して任せられるはずです。

さらにWebでの評判や口コミが少ないのは、サービス開始から日が浅いからであり、今後時間経過とともに書き込みは増えてくると予想されます。

カーリースは試乗できないから不安

カーリースは契約するクルマを試乗できないのが一般的で、画像などデザインだけで選ぶしかありません。

長い間乗るだけでなく、リース費用も数年間支払い続けるのに試乗できなければ、実際のクルマの大きさを確かめることもできず、乗り心地などを知ることもできません。

簡単に決められないので、不安を感じるかもしれません。

「SOMPOで乗ーる」なら試乗できる

カーリースサブスクでは、たとえ新車であっても試乗できないのが一般的です。

また試乗できたとしても、連絡が面倒で、すぐに試乗できるかどうかは分かりません。

「SOMPOで乗ーる」では希望しているグレードやボディカラー、オプションなどは異なるかもしれませんが、同じ車種の試乗を簡単に依頼できます。

ただし試乗は近所のカーディーラーになるので、足を運ぶ必要がありますが、ボディの大きさや乗り心地などを試乗して確かめることができるので、クルマを選ぶ際の参考になるはずです。

メンテナンスは提携工場だけでしか受けられないのが不安

「SOMPOで乗ーる」にはメンテナンスプランがオプションで用意されており、これに加入しておけばメンテナンスは安心して任せることができます。

画像引用:SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)
 

しかしメンテナンス自体はカーディーラーではなく、「SOMPOで乗ーる」が提携している自動車整備工場で受けなければなりません。

クルマの整備はカーディーラーで受けるのが最も安心だと考えている人からすれば、整備工場で受けなければならない点は不安を感じるかもしれません。

提携整備工場の技術力はカーディーラーと遜色ない

カーディーラーにいる整備スタッフの技術力の方が優れているとのイメージがあるかもしれませんが、実際には「SOMPOで乗ーる」が提携している自動車整備工場の技術力と大きな差はありません。

また契約者が乗っているクルマメーカーのカーディーラーが自宅近くにあるとは限らず、自宅近くになければ、遠くのカーディーラーまで足を運ばなくてはなりません。

かえって提携している自動車整備工場の方が自宅から近いというケースもあります。

さらに近年は、カーディーラーでメンテナンスを受けるには必ず予約が必要になるだけでなく、時間的な融通も利かないのが現実です。

しかし自動車整備工場なら予約は必要かもしれませんが、ある程度の融通もしてくれる可能性はあるでしょう。

技術力に差がなく、ある程度の融通も利かせてくれるのであれば、不安に感じることはないでしょう。

オープンエンド方式ゆえの契約満了時の清算金が不安

「SOMPOで乗ーる」はオープンエンド方式のカーリースです。

オープンエンド方式とは、契約満了時のクルマの価値すなわち残価を契約者に明らかにしておき、返却時のクルマの査定額と設定していた残価に差が生じた場合、契約者が清算する方式のことです。

「SOMPOで乗ーる」を契約した場合、契約満了時に清算金が発生するのではないかと不安に感じるかもしれません。

長距離の走行距離制限と残価保証オプションを用意

設定してあった残価と査定額に差が出るケース、つまり清算金を支払わなくてはならないケースとしては、走行距離制限を超えてしまった場合や、車内にタバコやペットの匂いが残っている、後付けしたカー用品を取り外した跡が残っているなどのケースです。

なおクルマを事故などでキズを付けたり、凹ませた場合には、契約者が自動車保険もしくは自費で必ず原状回復させなければなりませんので、清算金とは意味が異なります。

走行距離制限を超えないようにするには、クルマに乗らないようにする方法もありますが、それではクルマを契約している意味がありません。

「SOMPOで乗ーる」は走行距離制限に対する不安を解消するため、1,000km/月、1,500km/月、2,000km/月、3,000km/月の4通りの走行距離制限を設けており、以下の画像の赤枠内のように、契約者が自分で月間走行距離を選べるようになっています。

画像引用:SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)

仕事で使うのではなく、個人の日常の足としてクルマを使う場合の一般的な走行距離は、年間10,000kmほどだといわれています。

これを基準に考えると、1,000km/月の契約でも年間で12,000kmとなるため、十分だと考えられますが、休日などに遠出することが多い場合にはこれでは不安かもしれません。

3,000km/月の契約なら年間36,000kmとなり、たとえ休日に遠出をすることが多くても不安はないでしょう。

走行距離以外に気になるのが、クルマの汚れや匂い、後付けした装備品を取り外した際の穴などでしょう。

「SOMPOで乗ーる」ではこのような不安に対する用意として、「残価保証オプション」が用意されています。

画像引用:SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)

このオプションに加入していると、契約満了時に清算する必要がなくなるため、安心してクルマを利用することができます。

ただし、事故などでクルマにキズや凹みがある場合には原状回復することが前提となります。

また契約時に設定した走行距離制限をオーバーしたことによる残価減少は、このオプションでカバーできませんので、注意が必要です。

まとめ

「SOMPOで乗ーる」のデメリットとも考えられる特徴を紹介するとともに、実はその特徴はデメリットではないこと。

また、たとえデメリットであったとしても、それをカバーしうる要素も備えていることについてご説明しました。

「SOMPOで乗ーる」はカーリース業界の中でも後発企業ですが、それゆえにこれまでのカーリースの欠点をカバーしうる要素が備わっています。

もしカーリースサブスクをお考えであれば、「SOMPOで乗ーる」を候補として検討されるべきではないでしょうか。

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