クルマにボディカバーを掛ける意味と注意点

昔はボディーカバーを掛けてあるクルマを見かけることもありましたが、最近はほとんど見かけることがなくなりました。

私も昔、新車購入時にディーラーで専用ボディカバーを購入しましたが、すぐに使わなくなってしまいました。

普通に考えると、クルマにボディカバーを掛けておくと汚れ防止になるし、キズも防ぐことができると思ってしまいます。

しかし屋外で駐車する際にボディカバーを掛けると、かえってクルマにキズをつけかねないケースもあるのです。

そんなケースがあるのなら、クルマのボディカバーは必要ないように思えてしまいますが、実はボディカバーが優位に働く場合もあるのです。

クルマのボディカバーについて、私が使わなくなってしまった理由も含め、詳しくご説明しましょう。

目次

私がボディカバーを使わなくなった理由

かなり以前の話ですが、私が初めて新車を購入したとき、ディーラーで専用のボディカバーも一緒に購入しました。

クルマのボディカラーが黒だったこともありましたが、それだけ大切にしようと思っていたからです。

ちなみに購入したのはペラペラで、裏側は銀色で、ビニール感丸出しのものでした。

クルマが納車されたのがうれしくて、毎日乗り回しており、帰ってくるとボディカバーを掛けて駐車するのをくり返していました。

それでも数日後には黒いボディにホコリが付いていました。

必死に洗車し、固形ワックスをかけ、ボディカバーを掛けていても、翌日にボディカバーを外すとホコリまみれになっていました。

当然ですよね。

走っている間にホコリが付着し、その上からボディカバーを掛けていたのですから、ボディカバーの裏側にホコリが移っていたわけです。

それにボディカバーは、外してからトランクに丸めて押し込んでいたのですが、カバー外側の汚れが丸めたことにより、内側についてしまうこともあったでしょう。

そのことに気付いてから、ボディカバーの裏側を洗おうとしましたが、大きすぎてとても洗える場所がありませんでした。

もし洗えたとしても、どこに、どうやって干すのって考えたら憂鬱になってしまい、結局、ボディカバーは3ヶ月ほどでトランクの中に押し込んだままになり、使わなくなりました。

ボディカバーを使う意味とは

私が諦めてしまった、クルマにボディカバーを掛ける意味とは、どのようなものがあるのでしょうか。

ボディカバーはクルマを覆うものなので、クルマに汚れが付着しないようにすることができます。

屋外であれば、もちろん花粉や黄砂だけでなく、鳥のフン、ボディの大敵である樹液や落ち葉が大量に落ちてしまうことから守ることもできます。

さらに紫外線からも守ることができるので、樹脂製のヘッドライトが黄色く変色するなども防ぐことができます。

また猫などの動物がクルマに乗った時の、爪によるキズを防ぐことができます。

このような汚れやキズの防止だけでなく、盗難抑止にもなります。

ボディカバーが掛けられたクルマを盗もうとすると、カバーを取り外す手間がかかります。

少しでも早く盗んでしまいたいのに、手間がかかるので、窃盗団から敬遠される確率が高まります。

ボディカバーのデメリットとは

ではボディカバーを掛けることで、デメリットは生じてしまうのでしょうか。

風ではためくことによるキズ

ボディカバーが愛車専用に作られたものであったとしても、ボディカバーはボディと同サイズに作られる訳ではありません。

着脱のことを考え、必ず大きめに作られています。

大きめゆえに、屋外駐車でボディカバーをすると、風ではためいてしまいます。

これはボディカバーでクルマのボディを何度も擦ってしまうのと同じことです。

最近のボディカバーは、裏側が柔らかく起毛したものもありますが、それでも何度も風ではためくとやはりキズが付きやすくなってしまいます。

さらに最近はクルマの上部部分だけを覆い、ドアパネルやフェンダー部分など垂直な面を露出させたハーフサイズのボディカバーも販売されています。

ハーフサイズボディカバーは、以下の画像のピンク色部分だけを覆うのが一般的で、後部はリアバンパーの上あたりまでを覆います。

このハーフサイズのボディカバーを装着するには、ベルトを使って固定することになります。

しかしハーフサイズのボディカバーはどうしても横から風が入りやすく、ボディと擦れやすくなり、しかも固定しているベルト部分までが風ではためき、余計に強くボディを擦ってしまうケースもあります。

着脱と保管が厄介

ボディカバーをしているクルマに乗ろうとすると、当たり前ですが、外す手間がかかります。

そして、私のようにボディカバーの外側が内側に触れない、つまり外側のホコリを内側に付着させないよう畳んで、トランクに入れるか、どこかに収納しなければなりません。

この手間がクルマに乗る度にかかるわけです。

もちろん、ボディカバーを掛ける手間もかかります。

クルマがセダンタイプでも結構大変ですが、これがミニバンになるともっとボディカバーは大きくなり、着脱はさらに大変になります。

さらにクルマが屋外駐車の場合、風が強い日もあるでしょう。

そんな日はボディカバーを外すだけでなく、掛けるのも風にあおられてしまい大変です。

ボディカバーの汚れを取るのが大変

私がボディカバーの使用を諦めた原因が、この汚れを取る手間がかかるというものです。

ボディカバーの汚れを取る方法は、表面は水洗いしてから、水滴をタオルなどで拭き取り、乾かすというものです。

裏面は、表面と同様の素材の場合、やはり水洗いしてタオルで拭き、乾燥させます。

裏面に起毛素材が使われている場合は、裏面を表に向け、布団を干している時のように軽く叩いたり、柔らかいブラシで擦って汚れを取ります。

お分かりだと思いますが、大きなボディカバーを洗うのは大変で、しかもタオルで拭くのも大変です。

クルマに装着した状態で洗えば洗いやすいかもしれませんが、タオルで拭く際にボディにカバーを擦り付けてしまうことになってしまいます。

さらに乾燥させるために干す場所といっても、戸建て住宅なら塀に、マンションの場合はベランダの手すりなどしかありません。

メリットとデメリットのどちらが上回るか

ボディカバーを使う意味やデメリットについて説明しましたが、思った以上にハードルが高いことがお分かりいただけたと思います。

ボディカバーには十分すぎるメリットもありますが、デメリットもあることを十分理解したうえで、メリットの方が上回ると思えるのであれば、使用する価値はあるのです。

例えば、屋外駐車でどうやっても大量に鳥のフンが落ちてしまうケースでは、ボディカバー装着による多少のキズより、フンによる被害を防ぐ方がメリットが大きいかもしれません。

また風が通りことのないマンションの地下駐車場などに駐車している場合、ホコリを防ぐためにボディカバーを掛けるのも有効でしょう。

長期間乗ることが無いクルマを、小屋や納屋のような場所で保管する場合も有効かもしれません。

クルマの駐車・保管環境は千差万別であり、それぞれのケースでボディカバーを掛けることのメリットがデメリットを上回るのであれば、ボディカバーを検討してみるべきでしょう。

まとめ

最近はほとんど見かけることがなくなった、クルマのボディカバーについてご説明しました。

ボディカバーはどなたにでもおススメできるもの万能なものではありませんが、駐車環境によっては非常に効果的なものになる可能性があります。

もしかするとクルマの汚れに関する悩みを解決できる救世主になってくれるかもしれません。

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