車のことをもっと知れば、もっと車を好きになれる

クリーニング

月1回クルマを手洗いできないなら洗車機利用にもメリット

自分の愛車を少しでもキレイにしておきたいと考えている方は多いはずです

休日にガソリンスタンドへ給油に行くと、洗車機で洗車するための列ができている場面に出くわすことが多いのも、この表れでしょう。

 

普段は仕事が忙しくて洗車をする余裕や時間がなく、おまけにマンション住まいで洗車する場所もなければ、面倒な手洗い洗車ではなく、手早く洗車機で洗ってキレイにしようと考えるのも仕方ありません。

 

クルマを長くキレイにしておくためには、例えば屋外駐車なら最低でも月1回程度は洗車しておくべきですが、手洗い洗車ができない場合はどうすれば良いのでしょう。

また洗車機を使うとクルマに傷が付いてしまうので良くないといわれていますが、そんな洗車機を利用する意味とはどのようなものなのでしょうか。

 

実はクルマの洗車機は常に進化しており、月1回程度の手洗い洗車ができないのであれば、洗車機を利用する方がクルマの塗装面にとってメリットが大きいケースもあるのです。

 

そのケースとはどのようなものなのか、詳しく説明しましょう。

 

洗車機による小傷と洗車機の進化

洗車機がクルマを洗うための工程としては、まず水を掛けて砂やホコリを軽く落としてから、コースによってはカーシャンプーを全体に掛けてから、回転する大型ブラシで汚れを落とし、その後また水を掛けてシャンプー成分を洗い流すことを基本としています。

つまり、回転する大型のブラシでボディを擦って汚れを落としているわけです。

 

昔はこの大型ブラシが化繊やプラスチックでできており、硬めの素材だったことから、ボディに小傷を付けてしまいました。

 

小傷の原因だったブラシも進化している

洗車機メーカーもブラシが傷を付ける原因になっていることは理解しており、少しでも小傷を付けない工夫をくり返しています。

 

ブラシの材質をゴムからスポンジへ、次に不織布、さらに化繊でも特殊なゴムを配合したものなど、進化し続けています。

 

クルマの塗装面は、鉛筆の芯でいうと4Hほどの硬さであり、それよりも柔らかいブラシにすれば小傷が付かないだろうという発想で開発努力をしているようです。

ダイフクプラスモア 洗車機のブラシの材質

画像引用:ダイフクプラスモア

 

ノンブラシ洗車機も登場

近年では、洗車機で洗車した時の小傷の原因になるブラシをなくしたノンブラシ洗車機も登場しています。

 

この洗車機は、高圧の水流を吹き付けることでボディの汚れを取るため、ブラシが不要になっています。

 

またブラシで洗う洗車機の場合、ガラスコーティングを施工したクルマに使用すると、コーティングが剥がれてしまうといわれていましたが、ノンブラシにしたことで、ガラスコーティング施工車も洗車することができるようになったと説明されています。

 

洗車機にはまだ進化の余地が残されているのでは?

では、ブラシの素材を塗装面より柔らかいものに変えつつある洗車機なら、小傷は付かないのでしょうか。

またブラシをなくしたノンブラシ洗車機なら、小傷を付けることなくキレイに洗車できるのでしょうか。

 

ブラシが進化した洗車機の場合

ブラシが進化した洗車機なら、果たして小傷は付かないのでしょうか。

 

例えば手洗い洗車の時に使用するスポンジは塗装面より確実に柔らかいですが、カーシャンプーを使って滑りを良くしたうえで、撫でるように洗わないと塗装面に小傷が付いてしまいます。

 

洗車機のブラシは高速で回転して汚れを落としています。

もちろんブラシに柔らかい素材を採用しているため、昔のように多くの小傷が付くことはないでしょうが、叩きつけるように回転して汚れを取るため、完全に小傷を防ぐことは難しいといえます。

 

ノンブラシ洗車機の場合

ブラシを使わず水を高圧で吹き付けるノンブラシ洗車機なら、小傷を付ける可能性はないはずです。

 

過去に私も自分のクルマでノンブラシ洗車機を使ってみたことがあります。

ノーブラシ洗車機

 

それは先代のクルマで、ガラスコーティングは施しておらず、自分でバリアスコートを塗布していたクルマです。

 

使ったコースは「洗剤コース」で、洗剤が出てから高圧水、そして乾燥という工程でした。

ノーブラシ洗車機メニュー

 

洗剤を掛けてから高圧水を使うだけで汚れがキレイに落ちるのかは気になりましたが、乾燥が終わったボディをじっくり見ると、やはり汚れは落ち切っておらず、アチコチにうっすらと残っていました。

 

洗車している様子を見ている限りでは、高圧水がボディの全部にくまなくかかっているようには思えず、ノズルとボディの間にも距離がありました。

 

コーティングを施したクルマでノーブラシ洗車機を使うともっとキレイになるのかもしれませんが、ガラスコーティング未施工車の洗車には厳しいように感じました。

 

最低月1回の手洗い定期洗車ができないなら洗車機活用

クルマは定期的にボディの汚れを落とし、塗装面を保護する働きがあるワックスやコーティング剤を塗布しなければ、確実に塗装面が劣化してきます。

 

例えば鳥や虫のフン、樹液、黄砂、花粉などが塗装面に付着したまま放置しておくと取り返しのつかないことになるのはご存じのはずです。

そんな塗装面の劣化を防ぐには、定期的な洗車や手入れが必要なのです。

 

洗車や手入れの理想的なサイクルは、もちろんクルマの使用状況や保管環境によって変わってきます。

しかし屋外駐車であれば、最低でも月1回は洗車してやる必要があるでしょう。

その時には、ボディの状態を細部まで確認でき、傷も防ぐことができる手洗い洗車が理想的です。

 

しかしもしそれができないのであれば、クルマを少しでも長くキレイに保つため、わずかに小傷が付いたとしても、洗車機で月1回、定期的に洗車する方がメリットが大きいといえるのではないでしょうか。

 

昔の小傷がたくさん付いてしまう洗車機では、洗車機を使うメリットは少なかったでしょうが、改良が進み、常に進化している現代の洗車機なら小傷も減っているので、場合によっては利用する価値があるはずです。

 

愛車がガラスコーティングを施していないのなら、ブラシ式洗車機の方が洗車効果は高いでしょうし、ガラスコーティングを施したクルマならノンブラシ洗車機でも十分効果は期待できるでしょう。

 

ブラシ式洗車機を利用する前のチェック

最低でも月1回の手洗い洗車が定期的にできないのであれば、洗車機を活用する方がメリットは大きくなりますが、どんな洗車機でも良いわけではありません。

 

特にブラシ式の洗車機は、新しいものほど小傷が付きにくいブラシが装備されているはずです。

 

昔の化繊やプラスチックのブラシを装着した洗車機はもう見かけることはないでしょうが、その次にでてきたゴム素材のブラシを装着した洗車機はまだ見かけることがあります。

せめてゴムの次に開発されたスポンジや不織布のブラシが使われた洗車機を使いたいものです。

 

そのためにも洗車機を利用するのならまずブラシの材質を確認し、もし有人施設に設置されているのであれば、ブラシの種類を聞いてみて、スポンジや不織布のブラシであることを確かめてから使用すれば小傷を極力少なくすることができるはずです。

 

まとめ

クルマは汚れたままを放置しておくと、塗装面がすぐ劣化していきます。

劣化した塗装面は回復することはありませんから、汚れたらなるべく早めに洗車し、ワックスやコーティング剤を塗布するのが塗装面を美しく保つコツです。

 

それには定期的な洗車や手入れが必要ですが、手洗いは大変だから定期的に洗車できないのであれば、洗車機を使ってしまう方が塗装面には良い結果になるはずです。

 

きっとクルマがツヤツヤになり、クルマで出かけることがこれまでより楽しくなるかもしれません。