車が汚れた時には誰もが洗車をするでしょう。
そして洗車時にはボディだけでなく、タイヤやホイールも一緒に掃除するはずです。
タイヤにはタイヤワックスをかけて艶を出しておきたいし、ホイールにはコーティング剤を塗って汚れ防止をしたいし、艶も出したいですよね。
でもタイヤとホイールは密着しているので、それぞれに違うものを塗ろうとすると、タイヤワックスがホイールについてしまったり、コーティング剤を塗るクロスが汚れたりします。
それを避けようとすると、今度は境目付近にタイヤワックスやコーディング剤がうまく塗れなくなってしまいます。
実はたった一つのものを使うだけでこんな悩みを解決できること、ご存知でしょうか。
タイヤとホイールの掃除順と意味
私が車を洗車する際、まず最初にタイヤを水洗いをし、次にホイールをカーシャンプーを使ってスポンジで洗っています。
その後、ボディの洗車に移ります。
ボディをキレイに洗い、ワコーズのバリアスコートをコーティングしたら、ホイールの水滴を拭きながらバリアスコートを塗布し、最後にタイヤワックスを塗っています。
先にホイールにバリアスコートを塗布するのは、水洗いしたタイヤを少しでも乾かしたいこと、そしてタイヤワックスには水性のものを使っているからです。
水に濡れたタイヤに、水性のタイヤワックスをかけても、思ったような艶が得られません。
もちろんタイヤの濡れている部分を拭き取ってからタイヤワックスをかければ良いのでしょうが、濡れたタイヤをキレイに拭き取るのは大変です。
そこで、少しでも効率的に掃除したくてこんな順番で掃除しています。
多分皆さんも私と同じように、タイヤワックスは掃除の最後にかけているのではないでしょうか。
ホイールにタイヤワックスが付いてしまう
このような順番で掃除していると、タイヤの隅々までタイヤワックスをかけようとした時、どうしてもホイールのリム部分にタイヤワックスが付いてしまいます。
タイヤワックスはスポンジで塗っていますが、どんなスポンジを使ってもホイールとの際を塗ろうとすると、ホイールにワイヤワックスが付いてしまうのです。
ホイールに付くタイヤワックスは、ほとんどの場合、汚れて黒くなっているため、せっかくキレイにしたホイールが黒く汚れてしまいます。
タイヤの際ギリギリを塗ろうとするほどこうなってしまうので、またホイールを掃除しなくてはいけなくなります。
タイヤとホイールの掃除の順を変えてみるが…
そこで、タイヤとホイールの掃除の順を変えてみました。
これならホイールを二度も掃除しなくて済むと思ったからです。
こうすると、タイヤワックスはしっかりホイールの際までかけることができました。
ですが、今度はホイールにバリアスコートを塗る時、マイクロファイバークロスにタイヤワックスがべっとりと付いてしまいます。
そうならないようにするには、別のウエスでホイールに付いたタイヤワックスを落とさなければなりません。
結局、掃除の順番を変えても二度手間であることは変わりませんでした。
タイヤとホイールの間を仕切ればいい
掃除の順番を変えても手間が同じなので、ならばタイヤとホイールの間を仕切って掃除すれば良いのではと考えました。
そこで100円ショップで文房具の下敷きを買ってきて、タイヤとホイールのわずかなすき間にあてがってみました。
下敷きですので、ホイールのカーブに沿って曲がり、タイヤとホイールの境目をピッタリ仕切ることができます。
もちろんすき間に入ってしまうわけではないので、手で軽く押さえていないと外れてしまいます。
ホイールに対して直角に押さえるようにすると、しっかりカーブにフィットしてくれています。
下敷きで仕切って掃除してみる
下敷きで仕切りながら、実際に掃除してみると、実に気持ち良く掃除できます。
タイヤとホイールの際までタイヤワックスを塗ってもホイールが汚れることはありませんし、ホイールにバリアスコートを塗る時も遠慮なくギリギリまで塗ることができます。
仕切っている部分を掃除し終ったら別の部分を仕切って掃除する、これを繰り返していきます。
この方法を見つけてから、掃除が格段に楽になり、タイヤとホイール、両方を隅々までキレイにできるようになりました。
特にタイヤはリムの際までタイヤワックスを塗ることができるので、側面全部が艶々になります。
あまり強く押し付けない事
タイヤの側面は、接地面に比べるとゴムが薄くできています。
歩道との段差などでタイヤの側面を擦ってしまうとパンクすることもあるほどです。
そのため、例えプラスティックの下敷きであっても、あまりを強く押しつけず、手で軽く支えながら掃除するようにしましょう。
軽い力で支える程度であれば問題ありません。
また下敷きはプラスティック製なので、アルミホイールに対しての攻撃性もありません。
ホイールが傷つくこともないので、安心して掃除できます。
下敷きの辺の長さで使い勝手が変わる
私が使っている下敷きはA4サイズですが、100円ショップにはB5サイズの下敷きも売られています。
また写真ではA4サイズの下敷きの長い辺部分を押し当てていますが、実は短い辺を使う方がすき間にフィットしやすいです。
長い辺をすき間にあてがおうとすると、どうしてもフィットしにくく、下敷きが浮き上がる部分が出てきます。
短い辺の部分なら浮き上がることはありません。
これは車のホイール径によっても使い勝手が変わってくるはずです。
ご自分の車のホイール径に合わせて、下敷きのサイズや使いやすい辺を選んでください。