車のウィンドウが汚れていると、例え運転に支障がなくても気分的に嫌なものです。
ちゃんと前が見えないほど汚れている場合は危険ですよね。
そんな時に有効なのがウォッシャー液でウィンドウをキレイにすることです。
皆さんはこのウォッシャー液、どうやって補充していますか。
車に詳しくない人ほど、ガソリンスタンドで補充してもらっているって人が多いようですが、実はガソリンスタンドでウォッシャー液を入れてもらうと高いです。
だいたい1,000円ぐらいが相場でしょうか。
ちなみに私が使っているウォッシャー液は、2L入って200円で、ホームセンターやカー用品量販店で買ってきます。
スタンド任せにしていると、毎回この差額800円を余分に支払っていることになります。
最近はセルフのスタンドが増えていますので、スタンド任せになるケースは少ないようですが、それでも多いことにびっくりします。
ウォッシャー液の種類
ウォッシャー液は、カー用品店やホームセンターに行けば色々な種類のものが売られています。
基本的な分類としては大きく二種類あり、通常のウォッシャー液と撥水効果のあるウォッシャー液に分類されます。
また通常のウォッシャー液の中には、色々な特徴を持ったものがあります。
- 通常のウォッシャー液
・油膜取り用ウォッシャー液
・凍結防止対策用のウォッシャー液
・解氷用ウォッシャー液 など - 撥水コーティング用のウォッシャー液
この中から、自分の用途に合ったウォッシャー液を購入しましょう。
特にウィンドウに撥水効果のあるガラコなどのコーティングをしている場合には、コーティング専用のウォッシャー液を使わないと、せっかくのコーティングが剥がれることがありますので注意してください。
撥水用ウォッシャー液は混ぜないことが基本
今まで使っていた撥水コーティング用のウォッシャー液から、別のブランドの撥水用ウォッシャー液に変えたい、もしくは通常のウォッシャー液に変えたいなどの場合、注意しなくてはいけないことがあります。
それは違うウォッシャー液を混ぜない事です。
別ブランドの撥水コーティング用ウォッシャー液や通常のウォッシャー液と混ぜると、固まってしまう危険性があります。
商品の注意書きに混ぜないように書かれていますが、もし書かれていなかったとしても、混ぜない方が安全です。
もし今までと違うものに変えたい場合は、今タンクに入っているウォッシャー液を全部使い切った後に少し水を入れ、再度全部出してしまってから入れ変えるなどの方法をとる方が安全でしょう。
ウォッシャー液の補充方法
ウォッシャー液の補充は簡単です。
今まで一度もボンネットを開けたことがない人は、是非この機会に開けてみてください。
ボンネットを開けて固定したら、エンジンルームの中にある以下のマークが付いたキャップを探してください。
このキャップを開け、ウォッシャー液を規定線まで入れ、キャップを締めれば完了です。
ウォッシャー液として水や水に家庭用洗剤を入れたものではダメ?
ウォッシャー液にはアルコールや界面活性剤、防錆剤が入っています。
界面活性剤は洗剤などに入っている成分です。
アルコールは、メタノールなどが凍らないよう、入れられています。
防錆剤は文字通り錆びないようにするための成分です。
ではこれらの成分が入ったウォッシャー液が本当に必要なのでしょうか。
水、もしくは水に洗剤を入れたものでは代用できないのでしょうか。
車は屋外に駐車する場合がほとんどです。
例え屋根付き駐車場であっても、エアコンが入っている駐車場なんてありません。
つまり真冬は相当冷え込むってことでもあります。
特に冬の朝などは氷点下まで下がってしまうところもあるはずです。
水は基本的に0度で凍るので、そんなところに水を溜めて置いておくと間違いなく凍ってしまいます。
ウォッシャー液のタンクやパイプも同様です。
水だけ、もしくは水に少しだけ家庭用洗剤を入れたものなどは間違いなく凍ってしまい、破裂することもあります。
そうなると、修理交換が必要になってしまいます。
冷え込む季節は水、もしくは水に家庭用洗剤を入れただけのものは危険ってことです。
ウォッシャー液にはメタノールなどが入っており、凍りにくくなっています。
もちろん銘柄によって差はありますが、私が冬に愛用しているこのウォッシャー液は、原液のままならマイナス30度まで凍らないそうです。
このウォッシャー液は原液のままでも使えますが、水で希釈しても使えます。
ですが、希釈すると氷結する温度も変わってしまいます。
表示では、1:1で薄めた場合、マイナス11度まで凍らないとなっています。
ちなみに、この2L入りのウォッシャー液は200円です。
では冷え込むことのない春から秋までの季節限定なら、水だけ、もしくは水に家庭用洗剤を入れたものを使うのは問題ないのでしょうか。
私の経験では、一時的に水だけを入れるのであれば全く問題ありません。
そもそもウォッシャー液を使って落とすウィンドウの汚れは、ほとんどが埃や砂などです。
この程度の汚れなら水でも十分落とすことが出来ます。
気になるのは、タンクの中に水だけをずっと入れておくと、水垢などが発生してくるケースがあることです。
もし水垢などが発生するとノズルが詰まってしまいます。
水に家庭用洗剤などを入れた場合でも、洗剤の成分が乾燥してしまうとノズル部分で固まってしまい、詰まってしまいます。
どうしても緊急的にウォッシャー液が必要であれば、水だけを入れることをお勧めします。
ウォッシャー液はご自分で補充する方がはるかに安く済むことがお分かりいただけたと思います。
また、自分で愛車のメンテナンスをする行為そのものが、愛着をより深く感じさせてくれます。
是非自分でボンネットを開けることから始めてみてください。