車の外観が汚れているのは嫌なものですよね。
汚れた車だと、何だか運転するのも憂鬱になってしまいます。
かと言って、自宅がマンション住まいだと車を洗うことなんてできないし、戸建てであっても洗車できるとは限りません。
本当は自分で洗いたいけれども、必然的にスタンドで洗ってもらうだけになってるって人も多いでしょう。
確かにスタンドで洗ってもらうのは楽ですし、担当者も慣れていますから早いです。
ですが私はできれば車は自分の手で洗う方が良いって思っています。
自分で洗車する方が良い理由
いつもスタンド任せで洗車してもらっている方に質問です。
- 洗車後の状態にいつも満足していますか?
- 自分の車のどんな所にどんな傷が付いているかご存知ですか?
- 汚れやすいのはどこかご存知ですか?
- タイヤの状態は大丈夫かご存知ですか?
スタンド任せの洗車では、細かな点で満足できないケースもあるでしょう。
それに自分の車をじっくり見ないってことにつながってしまいます。
例え頻繁に車に乗っていても、見るのは運転席からの視界だけってことになってしまいかねません。
自分で洗車するってことは、車の状態を隅々まで自分の目で見るってことでもあるのです。
傷が付いていたらリペアしてやればいいですし、汚れやすいところもあるはずです。
空気圧が減っている、タイヤの溝が残り少ない、ひび割れしているなどの場合でも早く発見できます。
そして何より、自分の車に愛着が持てるようになります。
車は工業製品ではありますが、単なる工業製品ではありません。
色んな楽しさや面白さを十分に味あわせてくれる価値あるものです。
せっかく購入した愛車なのですから、愛着を持って接してあげてください。
洗車できるスペースがなければコイン洗車場を活用しよう
自宅で洗車できる環境が整っている人は少ないでしょう。
そういう人のためにコイン洗車場があります。
都心などではコイン洗車場は少ないと思いますが、少し走れば必ずあるはずです。
コイン洗車場は車をキレイにするスペースや環境が整っていますし、うまく活用すれば安くキレイにすることが出来ます。
まず、自宅から近いコイン洗車場を探してみてください。
いくら探しても自宅近くに無いって方でも、車で30分程度の範囲まで広げれば見つかるのではないでしょうか。
見つけることが出来たら、どんな所なのか、一度見に行ってみましょう。
そして、まず営業時間は何時から何時までか確認してください。
できれば、24時間営業していればベストです。
見に行ったのが、休日のお昼頃などであれば良くわかると思いますが、すごく混雑しているはずです。
そんな中での洗車は落ち着いてできませんし、キレイにできないでしょう。
できれば人が少ない時に洗車したいですよね。
24時間営業であれば、例えば金曜日の仕事が終わってからでも洗車に行けます。
コイン洗車場は、夜でもライトが灯っていますので、問題なく洗車できます。
それに、夜は洗車する人が少ないです。
落ち着いて洗車できるので、私は夜に洗車することをおススメします。
コイン洗車場の設備
車を洗車するには色々な手順があり、車の外装だけではなく、内部も掃除機をかけてゴミなどをキレイに掃除することもできます。
コイン洗車場にはどんな設備があり、どんなことができるのでしょうか。
スプレー洗車ブース
強い水流が出るスプレーガンで水洗いから、洗剤噴射、撥水剤噴射などができるようになっています。
スプレーガンを手に持って、細かな部分まで洗うことが出来るので、おススメです。
無人洗車ブース
強力な水流で砂などを飛ばしながら洗った後、ブラシを掛けながら、シャンプー洗いから撥水剤塗付まで機械が自動的に行なってくれます。
時間が無く、手早く洗車したい人にはピッタリです。
掃除ブース
車内に掃除機をかけるためのブースです。
強力な掃除機で室内に入り込んだ小石や砂なども吸い取ることが出来ます。
拭き取り専用ブース
洗車したクルマに付いている水滴を拭き取るためのブースです。
スプレー洗車ブースや無人洗車ブースで洗った車をここに移動させ、拭き取りを行ないます。
一般的なコイン洗車の流れ
コイン洗車場が空いていたと仮定して、コイン洗車場での一般的な洗車の流れと、その時々の注意点を説明します。
- スプレー洗車ブースもしくは無人洗車ブースに車を入れる
それぞれのブースは壁によって区切られているので、その中に車を入れます。
なお、無人洗車機を使う場合は、車を入れる位置に注意する必要があります。※詳細は後述
- 利用するコースを選び、必要な料金を入れる
自分が利用するコースを選択します。
一般的なコイン洗車場は、100円硬貨しか使えない場合がほとんどです。
両替機などはありませんので、事前に必要な枚数を準備しておきましょう。中にはプリペイドカードを販売しているところもあり、その販売機でだけ1,000円札が使えます。
プリペイドカードは100円硬貨を複数用意する必要がないので便利です。
- 洗車工程
スプレー洗車の場合は、水だけのコースもありますが、シャンプーや撥水剤が出るコースもあります。
シャンプー剤が噴霧したタイミングで一度機械を止め、汚れがひどいところはスポンジなどを使って落とします。その後機械を再開すると、続きの工程に入ります。
洗車機による無人洗車の場合は、スタートボタンを押した後、出来上がりまで待つのみとなります。
- 拭き取りブースへ移動
ボディが濡れたままの状態の車を拭き取りブースに移動させ、そので隅々まで拭き取って完了です。
機械の撥水剤を使わず、自分で持ってきたワックスやコーティング剤を使う場合には、拭き取りブースで使用します。
- 掃除ブースでの清掃
フロアマットを剥がした後、車専用掃除機に料金を入れ、車内のゴミを清掃します。
おススメはスプレー洗車の水洗いコース
私がおススメするのは、スプレー洗車での水洗いコースです。
つまり水だけしか出ないコースです。
シャンプーや撥水剤などは出ないので持参する必要がありますが、一番車の隅々まで確認しながら洗車でき、しかも納得いくまでキレイにできる方法です。
シャンプーや撥水剤が出ない分、料金も一番安く設定されています。
持参する必要があるのは、以下のものです。
- カーシャンプー
- 洗車用スポンジ
- バケツ
- マイクロファイバータオル
- ワックスもしくはコーティング剤など
必要に応じてこれらのものを使って、水洗いコースで洗車する順序を説明しましょう。
- シャンプーの準備
バケツに持参したカーシャンプーを先に入れます。
その後、水道の水もしくはスプレー洗車のガンで水を入れ、十分泡立てておきます。
可能であればバケツとスポンジは二つ用意しておき、それぞれに泡立てたシャンプーを作っておきます。 - タイヤとホイールを先に洗っておく
泡立てたシャンプーを十分に含ませたスポンジで、タイヤとホイールを最初に洗います。
細かい所が多いので、洗い残しのないよう注意しながら洗います。
バケツを二つ用意したのはタイヤとホイールを洗うためのシャンプーと、ボディを洗うためのシャンプーを分けて使うためです。
タイヤには細かな砂などが付着しているため、同じバケツのシャンプーでボディを洗うことで傷が付くのを防ぎます。
- スプレー洗車開始
スプレーガンで水を掛ける工程です。
最初は、先に洗ってあったタイヤとホイールのシャンプーを流します。
その時に、タイヤハウス内の汚れも水流できれいにします。その後ボディ全体に水を吹きかけて、砂埃などを水流で飛ばします。
- スプレーを一時停止しシャンプーで洗う
タイヤとホイールを洗ったのと、別のバケツのシャンプーで隅々までボディを洗います。
洗う際には、スポンジを強く擦るのではなく、軽く動かすだけで十分汚れを落とすことが出来ます。なお、水が出る時間はトータルでも5分程度です。
一時停止ボタンを押してもタイマーは動き続けますので、手早くシャンプー洗浄しなくてはいけません。 - 一時停止を解除してシャンプーを洗い流す
一時停止ボタンを解除して、シャンプーを洗い流します。
万が一、全て洗い流すことが出来なかった場合は、コインを追加して時間を延長するなどしなくてはいけません。
- 拭き取りブースへ移動
車を拭き取りブースに移動させ、マイクロファイバータオルで水滴を全部拭き取れば完了です。
※ワンポイントアドバイス
無理せず二回分で洗うことも考える
一時停止している間もタイマーは動き続けています。
トータルで5分程しかない時間の中では、シャンプー洗浄や流すことが出来ないと思うのであれば、無理をせず二回水洗いを選択しましょう。
それでも水洗いだけであれば高額にはなりません。
撮影したコイン洗車場は水洗いであれば5分300円ですから、2回使ったとしても600円です。
拭き取り後に強めのブレーキで水滴を落とす
車には、洗車するとどうしても水が溜まってしまう場所があちこちにあります。
ドアミラーの奥やボディの継ぎ目などです。
ボディの見えるところにある水滴を全て拭き取っても、そこに溜まった水は、走り出した途端に水滴になって落ちてきます。
せっかくシミひとつないように洗車したのに、家に帰ると水滴のシミが付いていたってくことがあります。
ボディ全体を拭き取った後、少しだけ車を動かし、強めにブレーキを踏んでみてください。
ブレーキの衝撃で水滴が潜んでいたところから落ちてきます。
これを拭き取ってしまえばもう完璧です。
無人洗車機を利用する場合の注意点
無人洗車機は車の車高や車幅などによって使えない場合があります。
これ以外にも車の形状やアンテナ、ミラーなどがデザインによっては障害となり、最悪の場合破損するケースもあるため、注意書きをしっかり読んでおく必要があります。
また大型リアスポイラー、キャリア、フェンダーポールなどは、取り外しができない場合、破損することもあるので注意が必要です。
なお、洗車機に入れる際には、進入ガイドラインの内側に車を入れ、ストッパーにタイヤが当たるまで進めてください。
駐車位置がずれていると、洗車機が動く時にボディに擦れては傷や破損の原因になることがあります。
夜間に利用する意味や注意点
真夏の昼間は車の洗車に適していません。
強い陽射しでボディは高温になり、シャンプーで洗った途端に乾いていきシミになってしまいます。
またワックスを掛ける際にも同様の問題が起きてしまいます。
これらを避けるには夕方以降が最適です。
しかも夜は人が少ないので、落ち着いて洗車できます。
ワックスを掛けていても人がいっぱいにならないので、時間を掛けることができます。
コイン洗車場は夜の利用がおススメです。
ただし、コイン洗車場の周囲には住居があり、人が住んでいます。
退屈だからと、音楽を流したり、大声で話したりすると迷惑になりますので、注意してください。