車内のダニ対策に有効な手段は掃除とダニ取りシートによるものです。
このことは「車のダニ対策は春と秋に念入りに」でもご説明した通りです。
そこで今回は、具体的な掃除の方法とダニ取りシートの設置についてご説明しましょう。
車内の掃除について
車内の掃除は自宅にガレージがある方は色々なタイプの掃除機などを使えるでしょう。
コイン洗車場などでしか掃除できない場合には、備え付けの掃除機を使うしかありません。
カーペットが敷き詰められている車のフロア全体、それにシートの縫い目や隙間など、隅々まで掃除機を使って掃除するようにしましょう。
ゴミがないように見えていても隅々まで掃除する
目視できるゴミが落ちているところだけを掃除機で吸引するのでは、髪の毛やフケ、細かな食べかす、ダニの死骸などを取り除くことはできません。
ゴミがなくても、フロアからシートの隅々にまで掃除機をかけるようにしましょう。
ゴミをかき出しながら掃除機をかける
車のフロアカーペットは毛足が長く、その奥にゴミやダニの死骸が入り込んでいることも多いです。
自宅のガレージで掃除する場合
自宅の掃除機を使って掃除する場合には、先端にブラシの付いたノズルを装着して掃除しましょう。
ちなみに私は「HITACHIのクリーナー吸口」D-TJ2を使っています。
コイン洗車場で掃除する場合
掃除機の先端にブラシを付けることはできないので、ブラシを持参し、かき出しながら掃除機をかけるようにしましょう。
ブラシはカーペットを傷つけないものであれば何でも大丈夫ですが、歯ブラシほどの小さなものでは、広い範囲を掃除するのは大変です。
ある程度の大きさがあるほうが使いやすいため、私は「みぞスッキリサッシブラシ」を使っています。
フロアマットの清掃
フロアマットは車から取り外して掃除します。
1.湿った泥などが付いていたら最初に天日干しをする
フロアマットに湿った泥が付いていたり、掃除の前日に乗った時が雨で、マットそのものがまだ湿っていた場合には、掃除をする前にフロアマットを陽に当てて乾かしてから掃除しましょう。
こうすることで湿った汚れやゴミなどが乾燥して取りやすくなります。
2.布団たたきで良く叩く
いきなり掃除機をかけるのではなく、まず布団たたきで表面と裏面の両方を叩きます。
こうすることで、フロアマットの中に入り込んでいる細かなゴミやダニなどを落とします。
3.掃除機で掃除
しっかり叩いた後に、掃除機で隅々まで吸い取ります。
ゴミが見えなくても必ず全てに掃除機をかけましょう。
フロアマットを洗剤で洗う
車内清掃の度に洗う必要はないですが、時々は洗ってやる方がよりダニ対策としては効果的です。
1.マットに水をかける
汚れたフロアマット全体に十分な量の水をかけます。
2.洗剤をかける
マットに洗剤をたっぷりとかけます。
洗剤は家庭用の中性洗剤を利用します。
食器洗い洗剤でも構いません。
3.ブラシでこする
洗剤を泡立てるように、ブラシで隅々まで洗います。
4.すすぎ
水をかけても洗剤の泡が出ないようになるまで、しっかりすすぎましょう。
5.乾燥
充分乾くまで干しておきます。
フロアマットは厚手なので、なかなか乾きません。
生乾きの状態で車内に戻すと、ダニが好む環境を作ってしまうことになってしまいますので、完全に乾かすようにしましょう。
完全に乾くには半日程度はかかりますので、時間的余裕のある時に洗うようにしましょう。
ダニ取りシートの置き場所
ダニ対策として非常に有効なダニ取りシートは、どんな場所に置けば良いのでしょうか。
私の車はダニが大発生したことはありませんが、春と秋の時期にはダニ取りシートを置いています。
置き場所の例として参考になさってください。
フロアマットの下
運転席と助手席、そして左右リアシートの各フロアマットの下にダニ取りシートを敷いています。
フロントフロアマット
フロアマットの下にダニ取りシートを敷いています。
リアフロアマット下
後部のフロアマット下にもダニ取りシートを敷いています。
トランク内
本当はトランク内に置きたいのですが、邪魔になるので、トランク下のスペアタイヤを置いてある場所に設置してあります。
位置がズレないよう、小さなピンでとめてあります。
このように春と秋のシーズンには合計5枚のダニ取りシートを置くようにしています。
なお種類によっても違うのでしょうが、ダニ取りシートの効果は3ケ月しか持ちません。
3ケ月が過ぎたら新しいものと交換しています。
車に乗っている時間を快適なものにしたい
車に乗ってあちこちがかゆくなったり、アレルギーで咳が出たりするのは非常につらいです。
車という個室にとどまっている以上、逃げ場所がないからです。
ダニ被害にあうのが自分だけならまだしも、助手席に乗った奥様や彼女、後部座席の子供たちがダニ被害にあうのは避けたいでしょう。
掃除とダニ取りシートでダニの繁殖を抑え、快適な車内にしておきたいですね。
参考になさってください。