今年も台風の季節がやってきました。
特に最近の台風は温暖化の影響で勢力が昔より強くなっているのか、甚大な被害を及ぼしています。
台風の強い雨風の時に運転しない方が良いのは誰もが分かるでしょう。
視界は悪いし、強風で何が飛んでくるか分かりません。
背が高い車の場合はハンドルがとられることもありますし、冠水した場所を走ると車がダメ人あってしまう危険性もあります。
台風の時は本当に危険ですから、運転しない方が得策です。
でも気を付けなければならないのは、台風が通過している雨風の強い時だけではありません。
台風の翌日もパンクに注意する必要があります。
実は私も昨年、大型台風が通過した翌日に車を運転してクギを踏んでしまい、二本のリアタイヤに刺さってしまっていました。
その時の状況も含め、私なりの解釈、そして皆さんにも参考にしていただけそうなことをご説明しようと思います。
台風の翌日に運転してパンク
昨年、大型の台風が私の住む地域を直撃しました。
台風の雨風が強い時、私は運転しません。
そして幸いなことに、私の住む地域では何も被害が出ていなかったようです。
台風が通過した翌日、天気は快晴でした。
出かけなければならない用事があったため、通り慣れた道を走っていってきました。
別に普段と違う道を走ったわけではなく、行き帰りはいつも走る道だけを通りました。
そして帰ってきてガレージに車を停め、車の周囲を一周してみると、タイヤに何か光るものが付いています。
石かなって思い、近づいて見てみるとどうも金属のようです。
指先で取ってみようとしましたが、しっかり刺さっているようです。
パンクだぁ…と思いながらもう一本のリアタイヤを見ると、そちらにも金属が刺さっています。
これも指で取ることはできませんでした。
車を少しだけ動かして4本のタイヤをじっくり見てみましたが、リアタイヤ2本ともに金属が刺さっていました。
久しぶりのパンク
私の運転歴は非常に長いです。
その中でパンクした経験ももちろんあります。
普通のパンクやソローパンクチャーもありますし、タイヤ交換時の不具合でエアが抜けてしまったこともありました。
イタズラで空気を抜かれたこともありました。
ですが、二本のリアタイヤに同時に金属が刺さっていたなんてことは、これまで一度もありませんでした。
しかもここ最近は長い間パンクしたことがありません。
ちなみに私は、運転前には必ず車の周囲を一周回って、ボディ全体とタイヤの状態を確かめてから乗り込むようにしています。
出かけて帰ってきたときも、ぐるっと一周目視するようにしています。
だからこそ金属が刺さっているのが発見できたんでしょうし、台風通過後に車に乗り込む際にはクギなどが刺さっていなかったというのがはっきりしています。
タイヤショップで聞いた話
結局、金属が刺さってパンクしていたのは一本だけでしたが、その時に修理をお願いしたタイヤショップの人の話では、ここ数日急にパンク修理が増えましたってことでした。
つまり私と同じようにパンクして、このショップに修理に来た人が多かったってことです。
どうしてこんな現象が起きているんでしょう。
台風がクギなどを道路へまき散らす
考えられるのは、台風の強い雨風がクギなどの金属を道路にまき散らしてしまったということです。
台風が家屋などに被害をもたらさなかった、つまり大きな被害がなかったとしても、柵が飛ばされたとか、立て付けがしっかりしていない小屋がつぶされたなどがあったのかもしれません。
また道路に落ちているゴミなどは、路肩や轍の間などに溜まりやすいですが、それが台風の強い雨風によってタイヤが通過する場所に巻き散らかされたのかもしれません。
私のパンクもいつも通っている道を、路肩などを走ることなく、いつも通りに走っただけなのに起きてしまっていたのは、これしか原因が考えられません。
大きな被害がなかった台風であったにもかかわらず、こんなところに影響が出てしまっていたのです。
被害がでるほど大きな台風の場合
では被害が出るほど大きな台風の場合にはどうなるのでしょう。
つまり屋根が飛ばされたり、家の倒壊や大水が出るなどのケースです。
こうなると割れたガラスが道路に飛び散り、もちろんクギなども道路に散乱していることが充分考えられます。
大水の場合も、タイヤに刺さる金属類を道路上に散乱させている可能性があります。
すなわち台風が通り過ぎたからもう安心と思わない方が良いということです。
台風後に車に乗る場合は注意
被害が出るほど強烈な台風でなくても、近年の台風は昔に比べて風や雨が激しくなっているようです。
台風が通り過ぎ、被害がなくて良かったと思って車を運転すると、私のようにパンクする可能性が高まります。
本当は台風通過後、数日空けてから運転する方が安心でしょうが、なかなかそんなわけにもいきません。
台風通過後に車を運転しなければならないのであれば、被害の有る無しにかかわらず、パンクには注意してください。
そして面倒かもしれませんが、車に乗る前と降りる時には、車の周りを一周ぐるっと回って
ボディとタイヤを目視することを習慣にしてください。
もしタイヤに金属が刺さっていたら、その金属を抜かずにそのまま修理してくれるショップに向かうようにしましょう。
金属をプライヤーなどで抜いてしまうと、空気が抜けてしまって走れなくなります。
必ず金属が刺さった状態のまま、スピードを上げないようにして修理に向かってください。
まとめ
台風時の車の運転は危険ですが、台風が通過したからもう安心と思わないでください。
まだパンクの危険があります。
理想的には数日空けた方が良いのですが、どうしても台風通過直後に車を運転しなければならないのであれば、必ずタイヤのチェックをしてください。
早めに金属が刺さっていることが分かれば、パンク修理はそれほど面倒なことではありません。
参考になさってください。